第34回シンポジウムのご案内[7月18日]

更新日:2019年07月11日

 

研究・イノベーション学会 第34回シンポジウム

これから30年の未来を描く

 

日  時:2019年7月18日(木)13:30~17:30

主  催: 研究・イノベーション学会

対  象: 社会人・一般ならびに教職員、学生(学部生、大学院生)

会  場: 政策研究大学院大学 1階 想海樓ホール(約300名収容可)

東京都港区六本木7-22-1
都営大江戸線:六本木駅、東京メトロ日比谷線:六本木駅、
東京メトロ千代田線:乃木坂駅
会場へのアクセスはこちらをご参照ください。

開催趣旨:

昨年の学会シンポジウム「SDGsを実現するためのイノベーション・エコシステム」では、科学技術・イノベーションが社会の未来に貢献するための政策課題としてSDGsに焦点を当て、SDGsを実現するためのイノベーション・エコシステムやイノベーション・マネジメントについて議論した。

今年2月に、当学会の会員に対して、注目すべき・念頭に置くべきテーマやキーワードを募集したところ、データサイエンスや人工知能(AI)、ベンチャー・スタートアップ、Well-being、MaaS(Mobility as a Service)による地域持続性の模索などを提案いただいている。

元号が「平成」から「令和」にかわり新たな時代を迎えるにあたって、上記の事項も踏まえつつ、これから30年の未来について議論したい。

基調講演1 社会課題を解くAI系スタートアップを中心とした新しい産官学連携
田 中 和 哉 氏(東京大学 松尾研究室、政策研究大学院大学 政策研究院 リサーチ・フェロー/研究・イノベーション学会 広報担当理事)

知識社会への変革が重要な中、大学を中心に社会課題解決に向けたAI系のスタートアップが昨今活発になってきた。これらの生態系を、課題先進国である日本で重要な新しい産官学連携の形として捉え、実例を交えながら紹介する。

基調講演2 社会課題解決のためのスタートアップWOTAのこれまでの歩み
北 川   力 氏(WOTA株式会社 代表取締役)

WOTAは世界中の誰もがいつでも、どこででも、水へ自由にアクセスできる未来を作るために立ち上がった。これまでの歩みと目指す未来像を紹介する。

基調講演3 石巻市の寄付車シェアリング
─高齢化・災害多発時代に地域の支え合いを作る─
吉 澤 武 彦 氏(日本カーシェアリング協会 代表理事)

東日本大震災の後、宮城県石巻市で寄付で集まった車を活用して、様々な支え合いを行ってきた。活動は「プログラム化」され、様々な地域での実践が始まった。平均74歳のコミュニティで移動の支え合いを行う『コミュニティ・カーシェアリング』、災害時の車の貸し出し支援等、取り組み内容と今後の展開について紹介する。

基調講演4 なぜ今デザイン経営なのか
─特許庁のデザイン経営の実践から見えてきたこと─
今 村   亘 氏(特許庁デザイン経営プロジェクトチーム長)

経済産業省・特許庁が公表したデザイン経営宣言は、産業界にデザイン主導のイノベーションを促すだけではなく、行政自体がその組織内部でイノベーションを起こすことを求めている。
特許庁のデザイン経営の取り組みや、そこから見えてくる特許行政の未来像について紹介する。

基調講演5 持続可能な経済成長を促進するために~企業、大学、投資家の役割とは:”Society 5.0 が実現するSDGとそれを可能にするESG投資”
水 野 弘 道 氏(年金積立金管理運用独立行政法人[GPIF] 理事兼CIO)

持続可能な経済成長を実現するためには、テクノロジーだけでなく消費行動、企業経営、投資行動全てにおいて非連続のイノベーションが必要である。そうした変化を支援するESG投資の広まりの必要性について議論する。

討論 パネルディスカッション
モデレータ:渡辺 美代子 氏(国立研究開発法人科学技術振興機構 副理事、日本学術会議 副会長)

これから30年を見据えての優先課題とそれらへの対応策、人材育成など横断的なイシューを想定

プログラム: 

13:00 開場・
受付開始
13:30 主催者挨拶 桑 原 輝 隆(研究・イノベーション学会 会長)
第1部:産・学・官からの講演
13:40 講演 社会課題を解くAI系スタートアップを中心とした新しい産官学連携
田 中 和 哉(東京大学 松尾研究室、政策研究大学院大学 政策研究院 リサーチ・フェロー/研究・イノベーション学会 広報担当理事)
14:10 講演 社会課題解決のためのスタートアップWOTAのこれまでの歩み
北 川   力(
WOTA株式会社 代表取締役)
14:40 講演 石巻市の寄付車シェアリング ─高齢化・災害多発時代に地域の支え合いを作る─
吉 澤 武 彦(日本カーシェアリング協会 代表理事)
15:10 講演 なぜ今デザイン経営なのか ─特許庁のデザイン経営の実践から見えてきたこと─
今 村   亘
(特許庁デザイン経営プロジェクトチーム長)
15:40 講演 持続可能な経済成長を促進するために~企業、大学、投資家の役割とは:”Society 5.0 が実現するSDGとそれを可能にするESG投資”
水 野 弘 道
(年金積立金管理運用独立行政法人[GPIF] 理事兼CIO)
16:10 休憩
第2部:パネルディスカッション
16:30 パネルディスカッション(会場との質疑応答を含む)
パネリスト
今 村   亘、北 川   力、田 中 和 哉、吉 澤 武 彦
モデレータ 渡辺美代子(国立研究開発法人科学技術振興機構 副理事、日本学術会議 副会長)
17:20 閉会挨拶 原 山 優 子(研究・イノベーション学会 副会長)

(敬称略)

参加要領: 

申込方法 専用申し込みフォーム

※ 事前申込の受付は終了いたしました。当日、会場にてお申し込みください。

参  加  費 無料
申込締切 2019年7月11日(木)必着
(定員になりましたら、お申し込みの受付を終了します)

参加申し込み・問い合わせ先:

研究・イノベーション学会 事務局
TEL/FAX: 03-5620-0577
E-mail: office@jsrpim.jp
〒135-8473 東京都江東区深川2-6-11 富岡橋ビル4F
公益財団法人未来工学研究所 気付

実行委員(50音順)

委員長  野 呂 高 樹 (公益財団法人未来工学研究所)
委 員  
川 島   啓 (株式会社日本経済研究所)
     白 川 展 之 (文部科学省科学技術・学術政策研究所)
     隅 蔵 康 一 (政策研究大学院大学)
     林   裕 子 (山口大学)
     吉岡(小林)(一橋大学)